談春師匠@初耳学

日曜日の「初耳学」のインタビューが談春師匠だったので、保存して観た。
普通に談春師匠のインタビューだと思って観ていたら、にのの話がでてきて、びっくりΣ(・ω・ノ)ノ!

談春師匠の芸にも、人となりにも、とても惹かれる私なのだけど
その素敵な談春師匠の心を、こんなにも揺さぶって深く深く入り込む二宮和也ってどれだけすごいの⁉
赤めだかの落語シーン、「音だけください」って言って完コピする二宮和也の恐ろしさたるや・・・ほんとにすごかったもんなぁ・・・すごいだけじゃなくて、談春師匠をよく知る人たちをもってして「アレはお前や」と言わしめる完成度。
きっとものすごく集中してストイックに高めていったんだろうに、その気配を全く見せないのがすごさなんだろうと思う。「カッペリーニ~」のときのイタリア語もベッラベラだったもんなぁ。

思いがけないところでバッタリと、嵐の人たち(にのって、よくこう表現するよね)の名前が出てくると、
ドキンとするし、じわじわと嬉しさがこみあげてくる。
嵐の人たちが、話をする人の心に、日々に、息づいているのがうれしくて、身近なエピソードがちょっと羨ましくて。でもやっぱり聞けるだけでうれしい。




お話の中で出てきた、大阪フェスティバルホール
拍手が見える、拍手が頭から降ってくるというあの会場で、智さんの舞台を観たのを思い出した。
少年隊の「PZ2001 新世紀~EMOTION~」。
大千秋楽の1日前が智さんの楽日で、サーモンピンクの袖を涙でオレンジ色に染めながら客席を見上げてた智さん・・・ヒガシから「今回の舞台で大野は一回りも二回りも大きくなった」って褒められて、会場の目の肥えた少年隊ファンのお姉さま方からも本当にあたたかい拍手たっくさんもらって、鳴りやまなくて。
あのとき、智さんも、そんな感覚を味わいながらカーテンコールで立っていたのかなぁ・・・なんて想いを馳せる。

そして、高座では自由自在な談志師匠が、お弟子さんに教えるときはとてもきちんとした落語だったっていうお話を聞いて、
以前、ひろしま現代美術館で奈良さんのトーク会に参加したときに、学生時代の緻密なデッサン画を見せてくださったのを思い出した。
あのとき、基本がきちんとしてないと、そこから崩していけないんだってことを教わった。
自由自在に踊る智さんが「練習を重ねて自由になる」って言ってたのと通じるものがあるなぁって思ったんだよね。
・・・って、なんでも智さんのことを思い出しちゃうんだけどね^^ゞ

死ぬ間際に最後に1本落語やるとしたら、お客さんのためでも、奥さんのためでも、自分のためにでもない。
談志に一番最初に教えてもらったものを、談志のためにやります、と言いきる談春師匠、しびれるよね!カッコいい!
次の独演会も、お噺、聴きにいきたいなぁ。

【10年前の今日はこんな日でした】