「勝手にノスタルジー」

日付が変わったので、PCサイトを4日限定・魔王イメージに模様替え。
ちょっと全体のバランス崩れちゃってるけど(あれ?去年までは普通に見えてたはずなのにな―;;)
ま、一日だけなのでお目汚しですがご勘弁を…。

で、書くこといっぱいあるはずなのに、今日書きたいのはコレなの。
2004年に智さんが演った、「劇団演技者。」の中の作品・「勝手にノスタルジー」。
ふと思い出して、でもDVDを引っぱり出して観る時間はなかったので、脳内HDDで再生してたの。

ストーリーは…
司法浪人の沖ノ島くん(智さん)のアパートに、突然、奇妙な男たちが現れてムショ帰りの仲間・ツッキーの「オツトメご苦労さんパーティー」をやると言いだした。
沖ノ島くんの部屋に昔住んでた仲間と、ココで再会するって約束してたから。
ワケわかんない彼らにすっかり翻弄される沖ノ島くんだけど・・・っていうお話。

ラストはね、ツッキーと彼らを通して、自分と向き合うことになった沖ノ島くんが、
昔の友達(〜心に蓋をしてきたけれど、傷つけて逃げてしまったことをホントはずっと気になってた〜)に、電話をかけるシーンなのね。
携帯を持つ手が美しくて、ぽろりぽろりと流す涙がきれいで・・・。

で、見ている私ももちろん一緒にぽろぽろと泣いちゃうんだけど。
でも、後日、メイキングだったかなぁ?雑誌だったかなぁ?智さんが言うには、リハーサルの段階で、智さんのラストのお芝居で監督の反応がすごく良かったんですって。
で、本番では、泣き方を変えてみたら、OKが出て、良かったよ!とは言ってもらったものの、リハほどの反応ではなくて。
後で聞いたら、本番よりもリハの泣き方のほうが良かったそうで、
「なら、そう言ってよ〜!」って智さん、苦笑してたの。


悔しがるんじゃなくて苦笑しちゃうとこも智さんらしいんだけどね^^ゞ
ほんと、“なら、そう言ってよ〜!撮り直してよ〜!”だよね。
劇団演技者。」自体が、お稽古2日・本番2日で完結させる瞬発力勝負な番組で、そこから生まれる即興的なナマモノの面白さがウリなんだけど。

監督は、リハと本番で智さんが「芝居を変えた」んじゃなくて「変わってしまった」んだと思ったんじゃないのかな。
その時その時で芝居が変わってしまう未熟な役者だと思ってたんじゃないのかなぁって、思うの。
そのころから、細かい要求にだって演技をカチッと合わせられる役者だったはずなのにね。
監督もすごく良かったと言った(たしか貰い泣きしたって言ってた気がするんだけど、どうだっけ)リハでの智さんの演技、見てみたかったなぁ。
今なら、智さんももっとスタッフさんと意思疎通できただろうし、スタッフさんだって、もっともっと智さんに要求するんだろうなぁって思う。
今の智さんで、「勝手にノスタルジー」、観てみたいなぁ・・・。
【2011年の今日はこんな日でした】