日本列島〜いきものたちの物語(ネタばれなし)

やっと、観てきた^^
我が家は動物ものもドキュメンタリーも好きなので、旦那と一緒に。
客層は、年配のご夫婦やちっちゃなお子さんまで、まさに「老若男女」って感じでなんだかほっこり^^

とにかく映像が素晴らしかった!
日本って小さな国だけど、四季折々の風景があって、
今こうしてる時にも、森で、山で、海で、すごくたくさんの動物のドラマが繰り広げられてるんだなぁ…って。

エンドロールで、カメラマンさんたちの撮影の様子が流れるんだけど、
もう、ココだけでSP番組作ってよ!ってくらい。
あの映像はこんなふうに撮ってたのかぁ…Σ( ̄O ̄*)ってびっくりしちゃう。
たくさんのカメラマンさんたちが、たくさんの時間とものすごい情熱をかけて記録した膨大な映像の中からよりすぐった物語・・・すごくないわけが、ない。
今回わたしたちが目にすることがなかった映像も、たくさんあるんだろうな。
本編で、タンチョウヅルの翼の内側の羽毛がシフォン生地みたいに薄くて美しいなぁと気づいたのだけど、エンドロールでは、ヒナ鳥も一瞬だけど登場してて。初めて見たよ、タンチョウヅルのヒナ・・全身薄褐色なんだね。

そして、感じたのが、カメラマンさんたちの「助けない強さ」。
雅紀も言っていたけれど、目の前の動物たちのピンチ(って言葉は軽すぎるんだけど)に手を差し伸べれば救えるときでも、絶対に「自然」に対して手出ししちゃいけないんだよね。
カメラマンさんだって人間だから、救ってあげたいって気持ちは絶対にあるはずだけど、そこをぐっとこらえて、ただ淡々とレンズを向ける、その気持ちの強さがね、すごいなぁって。
でも、ありのままの生きざまを記録していくことが、動物たちへの愛情になるんだって思う。
だから、映像からやさしさや愛が感じられる気がしたもの。

雅紀のナレーションはね、
最初は正直ちょっと堅くてぎこちない感じだったの。
でも、どんどんどんどん良くなっていってね、最後の慈しむような声なんて思わず涙しちゃった。
あったかくて、やさしくて、心に触れた時に“触られ心地がいい”(なんて言葉、ないか^^ゞ)声。
雅紀のおかげで、素敵な映画に出逢えたよ、ナビゲーターしてくれて、ありがとう^^
【2011年の今日はこんな日でした】