FREE STYLE2/EXHIBITION IN OSAKA

観に行ったのが3月30日だったので、帰ったとたんに年度末年度始のあわあわに突入、仕事が落ち着いたころには息切れ気味…のままずるずると2週間;;
せ、せかむずまでにはなんとしてもッ…と思ったら、あっという間に放送日(日付詐称の翌日ニッキなので^^ゞ)なんだか、どっからどう書いたらいいのかわかんなくて、書きかけては、う〜ん、うーーーーむ、の繰り返しだったの。
きっと素敵なレポを残してらっしゃる方がたくさんいるんだろうけれど、やっぱり自分でも書き残しておきたいな、と思って、今さらながらの覚書。

 ☆ *・゜゚・*:.。..。.:*・゜

大阪駅から連絡橋改札を抜けて、グランフロント大阪の北館の端っこに辿り着いたら、
ばーん!と天井までの大きな大きな垂れ幕。
こんなに拡大しても、緻密さが伝わるちょんまげの男の子…緻密だけど、機械的じゃない、1つ1つに心を入れて描いてるんだなぁって伝わる不揃いな感じに圧倒されちゃう。

入場回の15分前になったら、この垂れ幕の後ろにあるエスカレーターで会場階に降りて順番に並んで待つのだけど、その時点ではまだそんなドキドキはしなくて。
いざ、入ったら、最初の壁面に、智さんからのメッセージがプリントされていて、それ読んだらぶわ〜っと心拍数が上がっちゃった。

『FREE STYLE 2』へようこそ!7年ぶりですね。
皆さん、ほんとにお久しぶりです!来てくれてありがとう!!
今回の作品は、この7年間、いろんな出会いや葛藤があり…
っていう中で、新たに作ってきた“今の自分”です。
こういう風に見てほしいとか、こんなことを伝えたいとか…
そういうものは、おいらにはありません(笑)。
見方も自由、何を感じるかも自由。
気軽に、楽しんでもらえたらうれしいです。

黒い壁に、白いフォント。
その横に銀(金かなぁ?)のポスカで直筆の

    お
    お
    き
    にぃ
Satosh↑ ∫

のサインとメッセージ。
ふふふ、おおきにぃ〜って智さんったら…なんて、この時点で胸がいっぱいになっちゃった。
実はね、大阪から加わった新作についてはなんの情報も入れずに、会場で新鮮に初対面したいと思って注意して注意してNET見てても個展関係のBlogさんとか読まないようにしてたの。ところが、観に行く1週間前にうっかり地雷踏んじゃって。覗いたBlogのいちばん最初に『最初の「おおきに〜」から最後の自画像まで〜〜〜』ってあったのが目に飛び込んでしまいまして(´・ω・`) いやそこいちばん大事なとこや、書くなら書くよって書いといてくださいよぅ〜・・・っていう、ね。
でも、その「最初のおおきにぃ〜」ってこれだったんだぁって、不意打ちじゃなくても、十分に感激。みんなの喜ぶ顔を想像しながらさらさらぁ〜きゅきゅって書いてる智さんが目に浮かぶ^^

☆自画像
順路自由ってことだったので、そこからずんずん奥に進んで、いちばん最後のコーナーへ。どんな自画像なのか、いちばんに逢いたくて。
いた!智さん!
めっちゃおっきい!!
パグちゃんと同じくらいの見上げるようなキャンパスに、やわらかく微笑んでる白い智さんがいた。
写真に撮って、それを見ながら描くことの多い智さんだけど、自画像に選んだのはan・anの白いセーターの1枚で。ファンのみんなが大好きな、アイドル大野智としての顔を選んでくれたんだね。
白いキャンパズに、輪郭もおぼろな白いほほえみ。とくに顔の左半分は目も鼻も唇も白の絵の具で描かれていて、頬のまろみが優しい薄テラコッタのラインで彩られていて。
ふわりと朧で掴めないけれど、よく目を凝らすとちゃんとそこにも僕は在るよって言ってくれてるみたいに感じたんだけど…。
色彩を乗せた右側の顔は、眉のカーブは柔らかいながらも赤と青の色使いで内に秘めたつよい意志が表れてるよう。
目もね、鋭角にスッとはじまる目頭からふわりとした目尻がやさしくて、あえて睫毛を描いていないので綺麗なカタチがひきたってる。
左の頭には、金色の丸が描かれていて、右のてっぺんに濃いグレーで遊び毛がぴょこんと描かれてるんだけど、それがなんだか「5」って文字に見えなくも、ない、かな。右の髪の毛はエメラルドやアクアブルー、赤やカナリア色…とカラフルなラインが流れてて、あぁ智さん!ってきゅんとなるちいさな耳たぶ。
近くで見ると力強いけどやさしい、遠くで眺めるとふんわりしてるけど包容力がある。背中合わせの印象がふわふわくるくると一つになるわたあめのような自画像だったなぁ…。

☆パグちゃんとみっちゃん
良かった、ちゃんと対のパグちゃん、いたよ^^ 今回は間にみっちゃんを挟んで展示してあった。くぅ〜ん…って鳴きそうなパグちゃん。大胆な刷毛目がそのままビロードのような光沢の毛並みになってる部分、細く細く綺麗な色の毛が並んでる部分。ずっと見てても飽きなくて、なんども帰ってきてしまった。
みっちゃんはねぇ、見れば見るほど翔くんに見えてきちゃう。今回、めっちゃなで肩だったことに気付いちゃって、よけいに(笑)

☆サト牟尼仏フィギュア
グッズ発売されてた、新作のコ。ちっちゃいふくふくほっぺのこのコが、細めのスポットライトの中で紅いお座布団(四隅の紐はかなり長め)に斜め気味に乗っかっててね、めっちゃほっこりするの^^カワイイ^^

☆お魚フィギュア
表参道のときにもなかなかミズゴケってたけれど、大阪でもすっかり水槽になじんでらっしゃいました。でもね、一緒に暮らしてるタニシさんたちがミズゴケ食べてくれるから、わりとお変わりなく^^のぞいた時には、智さんのピョコ歯の上をタニシの親子がお散歩中で、うほ〜タニシになりたい〜!と思ったよ。
そして、羽(エラ?)の裏側からのぞくと光が透けて綺麗だった^^

タツノオトシゴ
上海のファンが指で色を乗せたタツノオトシゴのパネルが展示されてた。文字をかたどったりした指跡もあったり。みんながバランスよくきれいに色を乗せて愛がいっぱい詰まった作品になって帰ってきてた。見せてくれて、謝謝^^

☆ちゃぶ台の細密画
大阪でも、入り口からほど近い位置に和室がつくられていて、お座敷のちゃぶ台に細密画と、ブラウン管テレビとさりげなく立てかけられた人物画。相変わらず、この人物画についてはなんの説明もサインもないんだけど、どうにも奈良さんぽいんだよなぁ…これ、智さんが描いたのかなぁ?奈良さんが見守ってくれてるのだとしたら素敵なんだけどな。
で。作品集では細かいとこは一部しかわからない細密画なんだけど、Sみみちゃんがみつけて教えてくれたの。怪物くんのドラゴンとかが描いてあるエリアの、ぎっしり粒々描いてあるちいさな○の中に、1つだけ。小さなハートマークと、小さな「智」の文字がそれぞれ書き込んであるの!ほの暗いし小さいしよく見えなかったから、持ってきたハズキルーペ(魔王で共演した時に石坂さんが智さんにもプレゼントした、メガネタイプの虫眼鏡)かけて、やっとみつけた!ちっちゃ!ってか、智さんったら(≧m≦)

☆ちょんまげの男の子
やっぱりこの絵は特別で、なんどもなんども会いに戻ってきてしまった。
いろんな人がいろんな感想を口にしていくのね。とくに、外側から見る裏側の粒々点々の方。「シール張ってんの?」とか「なんでこんなの描こうとおもったんやろ」とか(裏側の男の子の絵が先ってことはご存知ない様子)。かと思えば、禅居庵のグループ展の話から同行の友人に説明してらっしゃる方もいて、来場者のファン深度もいろいろなんだなぁとあらためて。 
表も、裏も、とても惹かれる作品だよね。
表の男の子の鬢に細かく書き込まれた紅い点々や、斜め下から見上げないと気づかないような眼の縁の黒い点々といった繊細な部分が、この子に生命を吹き込んでるみたい。厚みがあるというか…まぁ実際に重ねた絵の具でものすごい厚みがあるんだけど(← )比喩的にも、ね。
・・・などなど。サイトウくんは相変わらずイイ味出してて、智さんの頭のちっちゃさと手足の男っぽさを堪能できる立体造形も、ざっくり展示してあるけど実はめちゃくちゃレベル高い革に描かれた作品も、外国の男の子の夢見る瞳も・・・あっという間の1時間。ずっと観ていたいと思いながら、展示室を後にして・・・・・・買ってしまったよ、スリムフィットTシャツ(爆)あんなに着れないものは買わないと決めてたのに。半袖の時期までに、脱パツパツは叶うのか!?

見せてくれてありがとう…また、どこかで会えるかな。アルバムツアーに帯同してくれたりしないかな。せかむずDVDの初回限定盤に個展DVDつけてくれたりしないかな。
そんなの欲張りだってわかってるけど、やっぱりいつでも会いたくなってしまう作品たちなんだよなぁ…。

【2015年の今日はこんな日でした】