「6才のボクが、大人になるまで」

前から観たいと思っていた作品を、
リニューアルしてからずっと行きたいと思っていた映画館で、
やっと観てきた。
閉館になった映画館を、地元展開の個性的な映画館の会社(序破急)が買い取ってリニューアルした「サロンシネマ」。今回は最後列の、畳に座椅子の席でまったりと^^

で。
「6才のボクが、大人になるまで」ですが。
期待が大きすぎたのと、アメリカとの生活風習・環境の違いのせいか、
あんま感動できなかったなぁ、正直…。

母親もすごく自分勝手だし男を見る目がなさすぎるし^^ゞ
あぁでも、急に恋人ができて急に結婚して…っていう展開は、
母側にはそれなりのドラマがあって葛藤があるのかもしれないけど、
息子目線からすれば案外、いつだって結論と事実だけが唐突にポンと提示されるものなのかもしれない。
子どもって、そういう立場のイキモノなのかも。

最初はなんてダメな父親なんだろうと思ってたパパが、結局、いちばん愛情もあってちゃんとしてるっていう皮肉ね、最初の離婚のときもっと冷静になって凌いでたら・・・ねぇ^^ゞ

そして、高校を卒業した時点で自立して子育てから卒業・自分のための人生…になるのかぁ。
うーーーむ、大学に入っても、大学卒業しても、まだまだ「親」感を感じてるんだけどなぁこっちは…とはいえ、子どもが小さい時からけっこう自分の楽しみは確保してきた私なんで、そこはトントンか?( *´艸`)

この映画、同じ役者が13年間にわたって同じ役を演じ続けたドキュメンタリーの要素もある作品だけど、主人公の彼ら自身の人生や性格は、当然、別のものなわけで。
違う人生が常に同時進行しているっていう感覚って、どんなんだろうなぁ…なんて思いながら、ふと気づく。
吉岡秀隆なんて、自分と「男はつらいよ」の満男と「北の国から」の純の3つの人生を同時進行してたよなぁ、そしてそれを私も見てきたよなぁ…って。それってけっこうすごい。

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で。
思ったこと。
「13才のボクが事務所に入って、ハワイでヘリに乗るまで」の20年ドキュメンタリー、観てみたいよねぇ…(←結果、ここに行きつく)

【2014年の今日はこんな日でした】