おおかみこどもの雨と雪(ネタばれは…最後に隠すけれど、ヒントが少しある、かも)

観に行ったのは7月31日だったんだけど、書きそびれちゃってた。
ワーナーマイカルシネマズのスタンプカードの有効期限が7月末だったから、直前に気づいて^^ゞ
でも、観て、良かったと思ったよ。


とにかく、絵が綺麗で。
声優さんたちがみんなイメージにぴったりなので、花さんも狼男もあおいちゃんと大沢たかおがお芝居してるのをアニメで見てるような錯覚。雨と雪も、会見で見た子役二人のイメージがぴったり重なって、キャスティングがすばらしいなって。っていうか、百花ちゃん、確かに会見の場では、あの雪ちゃんの声っていきなりできるもんじゃないよね、名演だったぁ!

そして、主人公はやっぱり母、なので。花ちゃんの、母としての選択、母としての生き方、が中心なのね。
若い方や子どもがみても、ファンタジーとしてとってもおもしろいけれど、
お母さんって立場の人がみると、見え方や感じるものが全然ちがうんじゃないのかなぁ…。

縁側で、お母さんの膝に突っ伏して「“だいじょうぶ”ってやって…」ってふにゃふにゃ弱虫だった雨の仕草がすごく懐かしくて。
いつまでも「雨はわたしが守ってあげなきゃ」と頑張る花を、客観的に見ながら、大丈夫、花が思ってるより雨はずっとオトナになってるんだよ…って思いながら、あぁでも、自分が花だったらやっぱり我が子の成長に気づけないで頑張ってしまうのかもって切なかったり。
花の、母としての生き方に感動したり反省したり・・・。
でも、とにかく、雨上がりの世界みたいに、心の汚れや濁りが全部洗い流されるみたいな、見終ってすごく清々しい気持ちになれた映画だったなぁ^^


最後、ちょっと気になったこと。(少し、ネタばれヒント)


雪ちゃんがお姉ちゃんで、雨が弟だから、
タイトルは本来ならば「おおかみこどもの雪と雨」になってもいいと思うんだけど、
単純に「雨と雪」のほうが座りがいいからなのかな?
「おおかみこども」と対で、「おおかみ」「こども」だから、その順番なのかな・・・なんてちょっと深読みしてみたり。考えすぎかな。深読み、好きなもんで、えへへ^^ゞ