まひろmeet若冲(@奥田元宋・小由女美術館)

本日、1号は草野球(就カツは!?)・2号は試合で遠征。
ってことで、旦那と県北(三次市)まで行ってきた。


奥田元宋・小由女美術館


企画展琳派若冲と雅の世界」を観てきたの。

京都の細見美術館のコレクションから屏風絵や工芸品が来てて。
俵屋宗達の「双犬図」、ほっこりとかわいかったv
江戸時代の能装束の織柄も素敵だった。
作者不明の屏風絵の緻密さに惹き込まれた〜っていうか、この草花って江戸時代にもあったんだ!?なんて発見もあり。


でもね、やっぱり若冲の存在感、すごかった。
初期の作品「雪中雄鶏図」の緻密なこと…雪をかぶった小菊の花弁ひとつひとつまでイキイキと描き込んであるのね。

今回、若冲水墨画が多かったの。

圧巻は、「鶏図押絵貼屏風」。
12幅に、さまざまなポーズの雄鶏とそれに寄り添う雌鶏が描かれてる作品なんだけど、
それぞれに描き方が違うのね。
ひどく簡素だったりものすごく緻密だったり、
太い筆で一気に尾羽を描いたものに混じって、途中で羽が途切れそうになってるものや、細かに色を刷いたものもあって。
若冲水墨画のことを「黒がカラフル」って智さんが言ってたけど、
すごく、わかる。
モノクロームなのにいろんな黒で彩られてる。
ほんと、つややかだったりふわふわだったり、羽の質感までわかるような黒なの。

書と画が対になってる「菊花図押絵貼屏風」にも見入っちゃった。
糸菊や小菊…菊の種類もいろいろだけど、技法もいろいろで
細密なもの、イキイキした線によるもの、淡くて洋画のような(〜いまなら伊藤尚美さんの描く薔薇みたいな〜)もの…etc,


私があまりに若冲をガン見してたからか、
展示室を出ようとした時に学芸員さんから「今度BSで若冲の特集もあるんですよ^^」って声かけられた^^ゞ
「はい! 録画予約してます♪」
「あの鶏図押絵貼屏風も出るんじゃないかと思うんです」
「そうなんですか〜水墨画の日もありましたもんね、楽しみです〜v」
・・・なんて、話したの。出るといいな、鶏図押絵貼屏風v


奥田元宋・小由女美術館は「日本一、月が美しく見える美術館」ってキャッチフレーズで、
満月の夜には館内に作られた池に、月が映って幻想的(らしいの。わたしは未体験だけど)

お昼の「池」

でね、満月の夜には、
開館時間が21時まで延長されて、ロビーで生演奏コンサートがあるの。
琳派若冲と雅の世界」展示中の満月は4月18日。
この日のロビーコンサートは「笙の音と舞」。
美術館チケットとコンサートに、バスの往復券とレストランのディナーもセットになった「満月エクスプレスパック」(5700円)があって、もーのすごく惹かれたんだけど、月曜日は難しいかも〜って思って断念(><)
でも、いつか行きたいなぁ…。


美術館の帰りにはちょっと足を延ばして、さらに田舎にある私の母方の祖父母のお墓参りに行ってきた。
104歳で亡くなったおばあちゃん、大好きだったの。
久しぶりにお墓参りできて、いい一日だったな^^
【2010年の今日はこんな日でした】