アマツカゼ・千穐楽

青山劇場で観劇してから、ほぼ1ヶ月ぶりの凪。
NHKホールは「TRUE WEST」以来だよね。

あの時に工事中で地下掘ってたお向かいの現場には、立派な府警本部ができてた。
今日の席は2階M6列センターブロック。見下ろすカタチで、最後の凪を見届けてきた。



東京公演の後半からすでに変わっていたのか、大阪公演からなのかはわからないけれど、
展開や心情ののヒントになったりする台詞が増えてて、初見でもわかりやすくなってた。
アドリブなのかな、遊びの要素もちょっぴり、増えてたし。
で、自分の別館の覚書を見たら、案の定、違うじゃ〜ん!みたいなとこも多々あって
そこは後で密かに修正しておこっかなー^^ヾみたいな?
で、ちゃんと修正したら、こちらにお引越しさせようと思います。


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定刻より少しだけ押して始まったのだけど、
終わって、ロビーに出て携帯の電源を入れたら16:17で。
カーテンコールとおまけで40分近くあったみたい。


いったん幕が降りて、キャスト全員でのカーテンコール→智さんのみのカテコってのは、通常通り。
その後、しばらくの間があって、赤×黒の照明とともにナレーション!
総制作費・チケットの競争率・当日券に並んだ人・・・・と(全てありえない単位のジョークなんだけど)数々の記録を打ち立てたプーシリーズ、このまま終わるわけにはまいりませんっ!
・・・・ということで、青山楽と同様に『センゴクプーの予告編』の幕開け〜!
雷蔵さん、ヌゥベンちゃん(は、もちろん本人)、
きださん(出てなかったくせにぃ!とヌゥベンちゃんに突っ込まれる)
(武田さんは4作全部出てたけど、俺は4作全部、作&演出してた!と反論するきださん)
まりかちゃん@不細工忍者しぐれ(頬に赤丸シール・歯にはお歯黒シール、でもカワイイ)
星ちゃん@雪那様(ふだんやわらかくてイザというとき硬くなるもの・・・・のくだりを)
アツヒロ@嵐山(山本さんに比べて、格段にスリム/爆)
そして、でっかいしゃもじ持って風助さん登場♪
センゴクプーのときみたいにみんなで『WoW!』を歌う。
まりかちゃん、ノリノリでかわいいの^^


その後のカテコで、一人出てきた智さん、前向いたまま両手で顔を覆う。
そっから、ちょっと待って、みたいに建て直しを図るんだけどダメで、
顔を覆ったまま俯いてしゃがみこんじゃって。
髪の毛がつんつんした頭頂部が膝の上に乗っかってて
小さい子が「えーん」って泣いてるみたいな姿なの。
でもね、「号泣」って感じじゃ、ないの。
嗚咽するわけじゃないんだけど、涙が止まってくれなくて、うまく言葉が紡げない感じで。
「なかなか感情って、抑え切れないもんですね」って。
また、ひとつ宝物ができました。
年明けから個展あって、舞台の稽古始まって、東京公演あって、そんで終わったらコンリハで。
(大阪公演が控えてるから)振り付けがなかなか覚えらんなくて(苦笑)・・・・って、
ちょっと猫背に両手を前で揃えて、腑抜けたみたいなほや〜っとした顔で、ぼそぼそってしゃべってて、さっきまでとホントに別人みたいで。


その後に、またキャスト全員で出てきたのかなぁ。
で、ヒトコトずつご挨拶。
智さん
このカンパニー、ほんとにみんなやさしくて、いい現場でした
(みたいなお話だったように思うんだけど、私もガン泣きだったんで記憶が;;;でも、みんな優しくて、ってとこだけは覚えてるの)
きださん
劇団解散してから、芝居をやめようと思ってたけど、やってよかったってお話(ここで、アツヒロがえ?やめるつもりだったの?みたいな反応してた)
西ノ園さん
プーシリーズ3作出演、
2作は発砲の作品のリメイクだったけど、薫風からは書下ろしって事で本当にタイヘンで。
でも、大ちゃんが稽古場に来るとグッと現場が締まる、みたいなお話。
武田さん
あれれ・・・武田さん、大好きだーーと思いながら聞いてたんだけど、
真っ白の上下+黒ブーツの武田さんの姿は浮かぶのに音声の記憶が空っぽだ(><)
まりかちゃん
もう、涙、涙。
この舞台をやらせてもらえて、本当に良かった。
大野座長がさっき“みんな優しくて”って言われたけど、それは大野さんが優しいからだと思うって、また涙。
アツヒロ
智さんから「毎回、芝居を変えてきやがって!」なんてクレーム入ると
「それは、大ちゃんが、もっとチカラを出せるように・・・」みたいなかけあいを^^
星ちゃん
え?私が最後なんて・・みたいに躊躇ってると、アツヒロから「いや、最後は座長が締めるから」みたいに促されて、話し出す。
始めての舞台だったのだけど、みなさんが初めてだなんて気にしなくていいよって優しくアドバイスしてくださった。
さっきからみなさんが千穐楽ってことでお話されてるけど、私にはまだよくわかってなくて、なんか、2〜3時間したらどーん!と終わったんだなぁってクるんじゃないかと思う。
大野さん、アツヒロさん(・・・と、以下、全員の名前)そしてアンサンブルのみなさんも、本当にありがとうございました。
・・・・・と、〆たあとで気付く星ちゃん。
「あ!きださんのお名前、忘れてた!」きださん、苦笑してた。
星ちゃん、しっかりしてるようで、けっこう天然さんだよねー^^
ラスト、座長
〆のご挨拶をしようとした智さんをさえぎるように武田さんわざとらしく「あ!忘れてた!」
ここで、キャスト・スタッフからきださんと智さんにサプライズプレゼント。
顔見合わせて驚く二人。
きださんには「虱」の旗。全員の寄せ書きが書いてあるの。
智さんはこの少し前にきださんから「風助になろう・・・」って旗を首に巻かれてたんで、
きださんもその旗を同じように巻いて、ダブル風助になってた。
智さんには、でっかいキャンパスみたいなのをえっちらおっちらアンサンブルの人たちが運んできて。
かけてあった布を取り去ると、カラフルに落書きされた板。
稽古場の休憩室用に美術スタッフが作ってくれたテーブルに、みんながどんどん落書きしてたヤツ。
もう、使うこともないので、座長に持って帰ってもらおうと・・・って^^
コチラも天板の裏には全員のメッセージ入り。
落書きは「ほとんど大ちゃんだけど、全員、下手なのもあるけどそれなりに描いてた」とアツヒロ。
見せてくれた天板は、もう、びっしりといろんな絵が描き込まれてた。
智さんが描いたいたずら描きに、みんなが色をつけてるって言ってたよね。
縦書きの「プー」の文字は蛍光ピンクに白でつやピカっぽくしてあったり、
山吹色の「Pu〜」の文字、智さんお得意のニコちゃん大王みたいなヤツやシュールな裸のおっさんとか。
みんなに天板見せてる間、智さんは裏のメッセージを「どんなん書いてあるのかな〜」みたいな表情で覗き見してた^^


次のカテコは、一人で。
で、次に出てきたときには「写真、撮ろう!」ってキャストを呼び込んで。
智さんのマネージャーさん(スラリとした爽やかクン)がカメラマンで登場。
客席をバックに、みんなで記念撮影。
マネージャーさんの位置は、階段セットの上になるので、床に寝そべるようにしてパチリ。
撮影終わったら、智さんとアツヒロが厳しい画像チェック(笑)


それでも、鬼のよーに鳴り止まないコール(疲れてるんだから、休ませてあげたいけど、でも、みんなもう一目だけでも逢いたいんだよね)
ラスト、一人ででてきて、会場中を見渡していっぱい手を振ってくれた智さん。
長い長い夢をありがとう。お疲れ様でした。
凪、とても素敵だった。
アマツカゼ、とても好きな舞台でした。
つらい中にも希望を感じられるラストで、1歩踏み出す勇気をもらえた気がする。
凪、忘れられない人になりました。

            【2007年の今日はこんな日でした】