「想いを潜ませる」(by「SODA」)

今日は一人で残業だったんだけど、帰りに本屋さんはチェックしたの。

【SODA】
もう、ねぇ…。
8ページの表情に一発KO負け。
オトナな顔をするようになったよねぇ・・・若造が背伸びしてるのとは違う、ちゃんと年相応な男性のカオ。
めっちゃカッコイイ。すっごい好き。

そして、テキストもね、口調はほわぁんとしてる(はず)なのに、深くて潔いっていうか。
「なんの計算も*1 できない」「何も考えずにやってる」って。
ともすればおざなりでいいかげんだって誤解されそうな言葉なのに、そう言っちゃえる強さが見える気がして。
誤解されることを恐れない。自分の中でちゃんと向き合ってるから、人の評価は問題じゃないって思えちゃう強さ。

もうひとつ、すごく惹かれた言葉がコレ。
「表情は変わんなくても、目の動きひとつでそこに想いを潜ませたりできるもんなんだけど、今回はそれすらできない。何も考えずにやってる、ほんとに」

何がすごいって、智さんがほんの4年前まではずっと舞台でお芝居してきた人だってこと。
遠くのお客様にも伝わるように、身体全体で大きく感情を動かすのが「舞台の演技」の要だとしたら
智さんは身体全部で雄弁に語りながら、同時に、瞳の色ひとつで想いを伝える繊細な演技をもしてきたんだもんなぁって。

センゴクプー」で共演した西ノ園さんが「僕と向き合ってるときに大野くんなんともいえないイイ表情する。お客さんから見えないのがもったいないくらい」って言ってた。
「アマツカゼ」ではまりかちゃんが「瞳ひとつで全ての感情を表現する方」だって言ってた。

たぶん、智さん自身が舞台をやっているときから『客席にどう見せるか』じゃなくて『この人物はどう感じているのか』で演じてきたから、それが映画やテレビの作品になったときに、より目を惹くことになっただけなんだろうな…。

「目の動きひとつでそこに想いを潜ませる」なんて、いつもバラエティでほやんほやんしてる智さんしか知らない人には想像できないような“役者の言葉”をね、ほやんほやんした口調で言っちゃうアナタってやっぱりすごいと思うの。

SODA (ソーダ) 2012年 6/1号 [雑誌]

SODA (ソーダ) 2012年 6/1号 [雑誌]

【2011年の今日はこんな日でした】

*1:ちなみに、まず「径さんも」と出て、次に「圭さん」って出る私のパソちゃん…径くんも圭くんも大好き^^