+act.〜写真ノコト

もう、ねぇ、ナニから書き始めたらいいんだろ。
ぐゎぁぁ――っていろんなキモチが苦しいくらいにせり上がってくるこの感じ。
写真も、テキストも、本当に良かったの、

とりあえず、写真から、かな。
発売日から2日経ってるから、未見の方って少ないとは思うけど、一応たたんどく。
予備知識なく素敵な智さんに出逢えたときの、どきん。ってなる感じって、私、好きだから^^







「素猫の行き先。」ってコンセプトが、ほんとに素敵すぎてもぅ…っ!
写真だけじゃなくて、テキストもそうだよね…智さんってしなやかなネコ科のイメージ。
ふんわりしてて甘え上手だけど、どこか違う世界が見えていて、自由で、孤高で。


黒猫を意識した動きってオーダーを、自分の中にいったん仕舞って、
そして自分のフィルターを通して、
自分の色を水彩画みたいに薄く重ねて表現する。
大野智の表現力ってすごい…って思う。

ちゃんとね、しっぽが見える気がするもん。
ビロードのような漆黒の短毛に覆われた長いしっぽが、くいくいってさきっぽだけ動いてるのが。



肩口がのぞくゆるい首回りと深くおちたUネック。
手の甲が半分隠れる袖丈と、足まで半分埋もれちゃうパンツの丈。
もうねぇ、細身なんだけどゆるりとしたこの衣装のサイズ感がナイスすぎて!


あどけないのに、色っぽくて。
無防備なのに近寄りがたくて。
幼さの残るカオに反してひどく男っぽい手足。
大好きな、しっかりした首と喉仏。

年齢も性別も“不詳”というよりは“不要”な感じ。


いつも思うけど、智さんの顔って、
上を見あげるとあどけないのに、
正面向くとオトコマエで、
ふ、と目を伏せた瞬間に匂い立つように艶めくよね。

TOPの、左足をくいって掴んじゃってる猫ちゃん姿も好きだけど、
ワタシ的には、台の上でしゃがんでる男っぽい表情と、その裏の思慮深そうな青年ぽいアップが好きだなぁ。
でも、台の上のその足…日焼けして漁サンの跡がくっきりついてるよね?^^ゞ


   *・゜゚・*:.。..。.:*・゜

で。
黒猫ちゃん眺めながらどんどん想像が広がって…。


彼の名前は、サトシ。
人間と猫のハーフの種族で、森のはずれの洋館に独りで暮らしてる。
ネコ耳は、ついてない。はんぶん人間だから。
でも、しっぽはついてる。はんぶん猫だから。

サトシは150歳。
でも、彼の種族の寿命は500歳だから、150歳といってもまだまだ青年だ。
今日も庭でたまにやってくるちょうちょを追いかけて、風の匂いを嗅いでいる。
あそんでばっかいるわけじゃない。
冬に向けて薪を拾ってきたり、食料確保のために魚を釣ったり、やらなきゃいけないことだってたくさんあって、これでも毎日けっこう忙しいのだ。
自由で、気ままな生活は、性に合ってるとサトシは思う。


でも、150年も生きてれば、いろんなことがある。
友達になった男の子もいたし、
好きになった雌猫もいたけど、
みんなどんどん大人になって、
サトシをおいて逝なくなってしまう。
サトシがときどき哀しい目で空を見上げるのは、そのせい。

だから、サトシは、絵を描く。
大好きな人たちを忘れないように。
大好きな猫たちをいつも傍に感じられるように。
アトリエの外は曇り空。
今夜は雨に、なるかもしれないな。


・・・・なーんちって。
キャラじゃない想像をしてみたりして、ね、ふへへ^^ゞ
こんなファンタジードラマ、「世にきみょ」あたりでやってくれないかなぁ…!

【2010年の今日はこんな日でした】