贈る言葉は「ありがとう」

表紙に顔写真付きで「大野智「魔王」って載ってるだけで、すでに感無量で。
高橋Pのコメントにまた、じーんときて。


たぶん、予算も限られてた中で、睡眠時間を削って手間ひまかけて
こだわって、こだわって
もっとより良いものを、少しでも観てくれる人達の心に響く作品を…と頑張ってくれたチーム魔王が、支持され評価されたことが嬉しくて。
制作スタッフも俳優部のみなさんも、みんなみんな好きだったから「作品賞」、すごくうれしい。


そして、2008年の夏、成瀬領に身体と心の大部分を譲って2つの命を生きてきた智さん。
ほんとにいろんな想いが交錯してね、やっぱ何も言えないや。
トロフィー持ってる智さんは、絶好調にまんまるで、
『僕が主演男優賞ってホントですか?』なんてきれいにまとめてあるけど、
「ねぇ? 主演男優賞…ボクがぁ?ほんとにぃ?」なんてふにゃんとした笑顔でインタビュー受けてたんだろな、なんて想像すると微笑ましくて。
でも、微笑ましいのに、そのココロの内側ではストイックに真摯に心を傾けて成瀬に向き合っていたんだよねって思うと、やっぱ何も言えなくなって。


だから、一言だけ。

 ありがとう。

成瀬をみせてくれて。

魔王を届けてくれて。

深く濃い夏をくれて。

そして、おめでとう、お疲れ様でした。




 【2008年の今日はこんな日でした】