引き算の男たち

ちぃちゃん@夜着の信雄 を見るたびに
チワワは頭の丸いアップルヘッドのものが良い…ってのを思い出す。
この仔、高値がつきまっせ!(あ、血統も抜群だ)


きのう「忍びの国」の原作をざざっと読み返して、
本屋さんで潤智月刊ジョンを読んで、思ったこと…。

原作では、無門と並んで若くて美しい文吾という忍びが登場してたり、
無門が身を寄せる幼い刀鍛冶の鉄という子もいて、
他にも、エピソードがいろいろあったりするのだけれど、
(そして、何かで読んだ監督の話で、ちぃちゃんは当初は忍び側のつもりでキャスティングしてた…っていうのがあったから、それが文吾だったのかなぁ、なんて想像してみる)
でも、監督は、その重要そうな出演者をばっさりとなくすことによって、無門にフォーカスしたコンパクトな映画にしていて。
文吾のセリフを、代わりに登場させた下忍の伝吾に言わせたりしてスッキリと上手にまとめてらっしゃるなぁ…って。
やっぱ、枝葉をどんどん間引いていくことが大切なんだよなぁって思ったの。
監督って、引き算上手なんだな。

そしたら、月刊ジョンで潤ちゃんが「リーダーの振り付けは引き算」だと言ってて。
普通の振付師さんだと、どんどん足したくなるんだけど、
智さんの場合は、いちばん見せたいところが引き立つように引いていくんだ、と。
そういえば、前に菅田くんがカッコイイ大人の条件に「スマートに引き算ができる男」っていうのを挙げていて、例として挙げた3人に、智さんもいたっけねぇ。

そうなんだよね、
つい、あれもこれも足したくなっちゃうんだよ。
持ち物も、部屋のインテリアも、食べ物も、言葉も。
結果、too much になっちゃう。
引き算、大事。
いちばんたいせつなことは、きっと、シンプル。
私も、やりすぎず、やらなさすぎず、上手に引き算できるオトナになりたいなぁ。

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