「弱くても勝てます」

いやいやいや、ここまでボロボロでダメダメな野球部ってありえないとは思うけどさー。
そこの部分でのリアリティーは日テレ土曜9時に求めてないから、まるっと受け容れて乗っかるよ。
部員勧誘の、小ずるい心理操作やら、NOと言わせない理詰めの鮮やかさには、おぉぉ〜ってなったし。
日没コールドのあとで部員たちを前にしての話も、そうだよなーって頷いちゃったし。うん。勝っても負けてもどっちでもいいような無駄なことだからこそ、思い切って勝ちに行けるってあるよね。その成否が人生を左右しちゃうようなことだと「勝つ」よりも「負けないように」守りに入っちゃいそう。でも、どっちでもいいような無駄なことへの努力は、実はすっごくプラスになったりするんだろうなぁ。

なんといっても。
ありえないことだらけのトンデモ世界に、ふとした瞬間のリアルを感じさせるのがニノミヤカズナリの芝居なんだよなー。
最後の、鼻の頭を赤くして、目を赤くして語りかける青志先生を見ながら思った。
にのの、まぁるい鼻は、すごい武器だなぁって。
ちっちゃくてまぁるいお鼻が赤くなってる説得力たるや!ぐいんと心を掻っ攫ってくな、と。

伝統の対抗戦の看板、回数のところを毎回掛け替えるようになってて、今回が99回だった。
100回目には、弱いままでも勝てるんだろうなーとは思うけど、でも、どうやって?どんな方法をみつけていくの?…と、楽しみに観ていきたいな^^
【2013年の今日はこんな日でした】