ワインと脚本家と原作者

先月からスケジュール帳にピンクのペンで書いて楽しみにしてたの♪
BSフジの「辰巳琢郎のワイン番組」。
「鍵部屋」の脚本家・相沢さんと原作者・貴志先生の対談(〃∇〃)♪

テイスティングからお食事まで、けっこうな量のワインをいただきながらの番組なんで、
最後の方はほんのりピンク色になっちゃってる相沢さん、お綺麗でした^^
元々は歌手だった相沢さんは、99年に初めて書いた小説で太宰治賞を受賞したことがきっかけで映像の世界に進んだのだそうで…99年かぁ〜嵐と同期だ(ってすぐに思っちゃう)

鍵部屋のお話も、けっこうしていただけて^^
“たっぷり”って程じゃないけれど、30分番組の中でワインのテイスティング(今飲みたいワインと自分のイメージのワインを選ぶ)と、それに合ったお料理、辰巳さんがゲストのためのワインを選ぶために地方のワイナリーを訪ねるVTR…が盛り込まれてるんで、そこに相沢さんのプロフィール紹介みたいなのもあるので、ね。そこ以外の時間はまるっと鍵部屋!って感じだったし、嬉しいお話も聞けて良かったなぁ^^


  *・゜゚・*:.。..。.:*・゜


ってことで、印象に残ったお話を、少しだけ覚書。
辰巳さん貴志先生相沢さんの色分けで…。

3本くらい拝見しましたけど、それぞれ毎回違った味があっておもしろかったですね
いくつか、じゃなくて3本ってはっきりおっしゃる辰巳さん、正直…(笑)

お話をいただいた時に本格ミステリーなんて自分、書けるんだろうかってすごく不安で戸惑ったんですよ、でもやったことのないことにチャレンジしてみたいって気持ちもあってってお引き受けしたんですけど、でも、周りの人との化学反応とかで助けられていきながら、あ、意外と自分こういうの好きなんだなこういうことできるんだなってことを作品から教えてもらったりするのが脚本家やってて楽しいことというか・・・

原作がしっかりしてますもんね
そこが、まず、あるので^^ ただそこを全部描いてると尺が足りないというか…
設定とかは変わってるけど、きちんきちんと言葉とかシチュエーションとかニュアンスとか踏襲されてるな、と。お互い認め合ってる感じがしました。

こういうこと言うと問題かもしれませんが、原作者が毎回楽しんで観るドラマって、そんなにないんですよね、特にミステリーはどうしても別物になっちゃうんで。一般視聴者が楽しんでも原作者が観るとちょっとどうかと思う事が多い…らしいんですが(←先生、気を遣った!爆)でも今回は本当に原作者が心から楽しみに観てました。
原作者が楽しめるようなものを創ってくれたら、こんなに嬉しいことはない。

原作の榎本の方が粋なんですよね、ちょっと洒落た男。でも大野くんが演るならオタク方向に寄せてった方がおもしろいだろうと思って…。
脚本だけではわからなくても、映像になって初めて意図がわかることが多くて、勉強になりました。
芹沢ってキャラクターを見てると、これが脚本家のツボなんだろうなと。若い二人だけではなくて、締める人が必要
・芹沢の存在感に嫉妬する貴志先生。
佐藤浩市さんは走ったり歩いたりするだけで笑いがとれる、これは小説ではできないことなんで

・できたてほやほやの、相沢さんも先生も見たことない鍵部屋DVDを出す辰巳さん。相沢さんのBlogにも載ってたけど、1枚づつに榎本がばーん!とでっかくいるの。レンタル用なのかな?
これ、えーっと、嵐でしたっけ?
嵐の大野くん
あんまり詳しくないんで…^^ゞ
・・・辰巳さん、正直(苦笑)

さっきも貴志さんとお話してたんですけど「鍵のかかった部屋」の続きはぜひやりたいねっていう希望はありますけど。
原作はまだ書いてないんですけど、トリックとプロットのストックはいっぱいあるんで…数からいうと第2シーズンができるくらいあるんで。


「鍵部屋」が貴志先生にこんなに楽しんでもらえる作品になったこと、嬉しいよね^^
オタクだけどキュートな榎本も、野暮ったいけどまっすぐな純子も、豪快で愛すべき芹沢も、ドラマスタッフが生み出した大正解のキャラクターで、演者がそれをさらに魅力的にしてくれて^^
第2シリーズ、とまではいかなくても、SPドラマで戻ってきてほしいなぁ♪
そして、辰巳さんにはぜひ、ゲストでいらしていただいて“これが嵐の大野くんか”って体感していただきたいわ★

【2011年の今日はこんな日でした】