百万円と苦虫女

大好きな映画館は4館が系列で「四姉妹映画館」ってことになってて、
そこのスタンプカードは4回映画を観ると5回目が無料招待なの。


で、今日はその5回目。
7月末までの有効期限だったから、蒼井優ちゃん主演の「百万円と苦虫女」を観てきた♪
以下、あんましネタバレなし(ちょっぴりあるかな)の感想をほんのちょこっと。




優ちゃんにあて書きされた「佐藤鈴子」の日常のお話。
上手に生きるのが苦手で、人がいいくせに、ちょっぴりとんがって精一杯つっぱってる女の子、って感じだった。
おかれてる状況は全然「ありふれて」ないんだけど、
鈴子自身は地味でありふれた、どこにでもいる普通の女の子に見える。
そこが、蒼井優のスゴイとこなんじゃないかなぁって。
困ったような曖昧な笑顔も、ぎこちない頷きも、手のしぐさのひとつひとつも。
ものすごくリアルで、本当に鈴子が目の前で暮らしてるような、演じてないような演技で。
で、森山未來がまた、同じように巧いからさぁ、2人のシーンはものすごくリアルだった。
後半なんて、言っちゃえよーーー!なんで言わないんだよーー!って、
鈴子は自分に自信がないから言わなきゃ気付かないじゃんかよーー!って、
ものすごくじれったい(←最初の時点で、気付くよね、観てる側は)




先月の雑誌「Cut」(翔くんのロングインタビューが載ってたヤツね)で
蒼井優は何が違うのか』ってのが巻頭特集だったんだけど
その中で、鈴木杏ちゃんが“蒼井優さんって、どんな人ですか?”って質問に答えてたコト。
「変な人(笑)。しっかりしてるのにふわふわしていて。
 どんどん、すごいスピードで先に進んでるからちょっと目を離すと見失っちゃうというか・・・。
 知ってるつもりでも、実は知らないことばかりじゃ・・・?と思わせられる、
 とっても奥が深い人。そして凄く惹きつけられる。」
そんな優ちゃんが演じる鈴子も、やっぱり、そんな感じの女の子だったな^^