アマツカゼ〜自分的覚書(千穐楽後に別館から移動分)

青山劇場にて、3回。
智さんの舞台は「PLEY ZONE2001〜新世紀」から観てきたけど、
今回は、たぶん最初で最後だろなってくらいイイ感じで観られたの。

初回は2階席から全体を、
2回目は1階席の中ほどから表情を見ながら全体を、
最後はとても近くで細かい表情を・・・・って。
なので、いつもよりは少しだけ深く物語の世界観を味わえたかなって思うのだけど。
とかいいながら、書いてみたら「これがかい!」みたいな感想になりそーだけど^^ヾ

そのまえに、自分の位置の覚書から。

【3月29日・1部】
2階B列20番台
交換してもらったチケットで。
相手の方がいい方で「2階席なのですが、それでもよろしいですか?」って聞いてくださったんだけど、
初めて観るならむしろその方が嬉しいなって思って、喜んでお願いしたの。
青山劇場の2階席って、すごく見やすいから、好き。

舞台は、中央に幅の広い階段状のステージ。
左右に岩山が深いところまで3〜4層に組んである感じ。
照明がすごく綺麗で、スクリーンとあわせて効果的に場面が演出されてた。

双眼鏡、一応持ってはいたのだけど、
この回は、とにかく全体を観たいと思っていたのでずっと肉眼オンリー。
たまにね、智さんの表情を覗きたくなる場面があるんだけど、ぐっと我慢^^ヾ

芦名星ちゃんは、想像以上に堂々としてて、なかなか良かった。
声がね、羽二重餅とか求肥のおまんじゅうの表面みたいに、ひんやり涼しくてお粉をはたいたみたいにすべらかな感じの声なの(←わかりにくい)
で!
松本まりかちゃんが、べらぼーーにイイ!
彼女の公式HPの動画で、ふだん喋ってるのを見たときにはね、
あー、イマドキの女の子の発声だなーって、ちょっとヒロスエみたいな、ぺたんとした喋り方だったから、正直、どーだろなーって思ってたの。
そしたら!
舞台では可愛いのによく通る声で、ささやき声でも聞き取りやすいし、
演技も繊細。
戦国風なら不細工忍者・しぐれちゃん的な笑いの部分を、可愛い顔してしっかり笑わせて、
そんでもって、泣かせる。
武田さんとまりかちゃんのシーン、毎回ダダ泣きだった。
カーテンコールでは、ポニーテールの先が床につくくらい深々と頭を下げて、
キラキラした笑顔で元気に手を振ってて。
武田さんもね、相変わらずうまい。
今回の役は、観ててきゅんきゅんしまくり、また惚れなおしたわーーーっっ


【3月29日・2部】
1階J列30番台
私名義のチケットで。
私って、たいていこのあたりの席が来るんだよなーー^^ヾ
でも「舞台を観る」にはちょうどイイ感じの席だよね。

全体を観つつ、
2〜3箇所、1部でここは!って思ったシーンを双眼鏡で表情を見つつ。
1階で見ると舞台の奥の部分は見上げるかっこうになるので、
いっそう奥行きを感じるセットになってた。

【3月30日・1部】
1階XC列・10番台
友達が引き当ててくれた神席。
あのね、最初メール貰ったときは3列目の端のほうだと思ってたの。
でも、そんな前の席って初めてだったから、嬉しいんだけど想像できなくて、実感もわかなくて、ただ「すごいーーーありがとーーー!」って繰り返してて。
で、NETで確認したら、そんなに端っこじゃない上に2列目だったので、すごいすごい!って言ってたのだけど。
前日ソワレの前に「ちょっと行ってみようよ」って前に行ってみたら・・・・・
センターのXA列とサイドのXB列が撤去されてて、まさかの最前列!
すごすぎて、ビビリまくり。
緊張で夜、なかなか眠れなくて。
「いつか、一番前で観てみたいねーー」なんて話してた夢が8年目にして現実になるなんて。


サイドブロックで、良かった。
目の前で智さんにしゃがまれたら、心臓停まる。
横から、思いきり、まばたき忘れて目が乾くくらい見つめさせてもらっちゃった。
胸元の肌、真っ白でキメ細かくて、ものすごく綺麗だった。
動いても音がしない智さんだけど、
それでもやっぱり、走り去るときには舞台が軋んで揺れるの。
その軋みと振動がね、席まで伝わってくるの。
智さんの脚から生まれる振動を感じてるんだぁ〜なんてヘンなとこにも感動しちゃう。


でもね、そこにいたのは智さんじゃなくて、凪、だった。
「演じてる智さん」なんてどこにもいなくて、
指の先まで、視線も、瞳の奥までも。
1秒の隙もなく、ずっと凪だったの。
凪だけじゃなくて、舞台にいたのは、全員きっちり陽炎で仁雷でりんで不動で虱で影村だった。
アンサンブルの人たちも、みんな、家臣で村人で。

アマツカゼ、素晴らしかったよ。
ストーリーも、好きだな。
嵐ネタが1〜2箇所しかなかったのも、ポイント高し(本音でごめん)